人は誰もが、周囲から認められたり、必要とされたり、愛されたりしていると思えてこそ前向きになれるものです。高齢期に入り、少しずつからだが衰えていくのは避けようもありませんが、まわりのようすを感じとる心は歳をとりません。ご入居いただいた方がほんとうに満足できるかどうかは、入居者お一人お一人へのスタッフの態度や接し方で決まるといえます。

わたしたちはここを、ほんとうの家族がひとつ屋根の下に暮らしているような、アットホームな場所にしたいと考えています。人生の先輩に対して、礼儀と敬意をもちながら、ひとつひとつの話にしっかり耳を傾け、何をすべきかを的確に把握し、ていねいに対応すること。ほがらかな笑いに包まれる時間を大切にし、親しみを深め、お互いの気持ちがかよいあっていると実感していただけること。お年寄りのお世話をする、という発想ではなく、自然に寄り添い、ともに生活していくところから、真のケアははじまります。よく楽しんだ日は、食もすすみ、ぐっすり眠れる。そんな毎日を応援します。